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365NOTE

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誰かがそれを使うことで、
初めてデザインとして認められる。

あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。

またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。

・殊にそのころ、モリーオ市では競馬場を植物園に
・拵(こしら)え直すというので、その景色のいいまわりに
・アカシヤを植え込んだ広い地面が、切符売場や信号所の建物のついたまま、

わたくしどもの役所の方へまわって来たものですから、

わたくしはすぐ宿直という名前で月賦で買った小さな蓄音器と二十枚ばかりのレコードをもって、その番小屋にひとり住むことになりました。わたくしはそこの馬を置く場所に板で小さなしきいをつけて一疋の山羊を飼いました。